空想【はみぱん】小説(o^-')b

ファンタジー(?)小説をゆっくりまったりアップして行く予定です(;^_^A

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はみぱんTwo ~008~

「エロジジ…あ、違う、おじいちゃん。やっぱりボクに【五つの教え】を教えて!」

「ふむ…お譲ちゃんは瞬発力のある筋肉を持っておるのぉ。確かに【素質】は持っていそうじゃ…じゃがお譲ちゃん…追いかけっこはもう終わりなのかいの?…向こうでなにやら取っ組み合いが始まっているようじゃが…」

 エロジ…いや、老人のセリフにはっと我に返り、振り向くとエリカとラムが絡み合ってゴロゴロと転がっていた。

「あぁっ!?…そうだった!っおじいちゃん、ちょっとだけここで待っててくれない?」

 そう言って駆け出そうとしたシェリーに老人が笑いながら声をかける。

「がぁっはっは!…お譲ちゃんがもしその気なら、この先にある【矢神道場】へ来なさい。ワシはもう少し散歩をしたら戻るからの」

 老人はそう言うと踵を返し、背中を丸めゆっくりと歩き出した。

「あの姿を見る限り、強そうには見えないんだけどなぁ…はっ!ラム!!」

 僅かの間老人の後ろ姿を目で追っていたシェリーだが、思い出したように振り返るとラムたちの方へ向かい跳躍する。

「もうやめてキュださいっ…エリカはお兄ちゃんを探さないとっ…」

「だからラム達で探してあげるから…」

 二人は組み合ったまま上になり下になり…ゴロゴロと路上を転がっている。

「ラム!…大丈夫!?」

 追いついたシェリーが二人の手前で止まり、ラムへ声をかける…が、二人ともそれに気付かず、彼女の方へ向って更に加速して転がってきた。

「えぇ!?ちょ、ちょっと止まってよ…よぉし、さっきのおじいちゃんの技を真似てみよう」

 先程の出来事を思い出しながら、重心を落とし身構えるシェリー。
 そこへラムとエリカが団子状態でまっすぐに転がってくる。

「え~と…え~と…どうだったっけ…?」

(っどっしぃ~~ん!)

 …出来るわけなどなかった…あの時シェリー自身何をされたのか分かっていなかったのだから。
 勢い良く衝突した3人はクローバーのように三方に大の字になって倒れている。
 3人とも頭の上で星や小鳥がくるくると回っていた。
 やがて気を取り戻したシェリーが、まだ朦朧としているエリカの肩を揺する。

「大丈夫?けど、もう逃げなくて良いからね。ボク達がお兄さんを探してあげる…信じて!」

「ぅ…ぅぅん。はっ!?そんなの信じられないでキュ。一度リドルに戻っちゃったら、もう簡単にはこっちに来れないじゃないでキュか!お兄ちゃんは『リドルにはもう戻らない』って言ってたんでキュ!だからアタイだけが先に戻るわけにはいかないんでキュー!」

 ジタバタするエリカを抑えつけながら、シェリーが考えを巡らせている。

「ん~~~。そうだ!いい方法があるよ。どうせこっちに来る時は密入国だったんだから、戻る時も、もう一回密入国しちゃえばいいんだよ」

「バカ言わないでキュださい!こっちへ来た時とは違って、今はそう簡単に密入国なんて出来ないでキュ!それくらいアタイだって知ってるでキュよ!?」

 エリカのセリフに、シェリーはくすっと笑う。

「大丈夫。何故かボク達は元々セキュリティーが甘いし、ラムが手伝ってくれれば…きっと大丈夫!」

 そう言ってシェリーがラムの方を振り向く…が、ラムは未だに頭上に星や鳥達をくるくるとまわしており、『う~ん、もう焼き鳥は食べられないよ』などとテンプレートなうわ言を呟いていた。

「あの子…そんなに頼りになるとは思えないんでキュが…」

 エリカがもっともな事を言うが、シェリーは胸を張り自信に満ちた表情で言葉を返す。

「大丈夫!…ラムの食欲はギガトン級なんだからっ!」

「その言葉の中に、アタイを安心させる材料が見当たらないんでキュが…」


←「エリカの台詞に同意します><」という方は…是非♪
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テーマ:自作連載ファンタジー小説 - ジャンル:小説・文学

はみぱん | コメント:2 | トラックバック:0 |
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この記事のコメント

帰ってきましたよぅ♪

またまた上手い誘われ文句に手がランキングにポチッとなぁ!!

…おぉっΣ(o゚ω゚oノ)ノ ナンデストー
4位になってる!!スゴイじゃないですかっ!!
…、ふ、ふふ…そんな大それた方に意見など、恐れ多くて書けませんよ、アタシャ…( "・ω・゛)

亀仙人ばりのエロジジイには大笑いですよねぇ(爆)
続きを楽しみにしてますね~~♪
2009-09-11 Fri 13:32 | URL | 鷹の爪痕 [ 編集]
アドバイスしてぇ~><
ランキングは、(勿論上位になるのは至極嬉しいのですが)目に付きやすくする為のツールであって、純粋な人気や…まして上手い下手を量るものではない気がします^^;

あ!…それよりおかえりなさいですぅ<(_ _)>
(↑最初に言えって話ですよね><)
文面からただならぬ雰囲気は伝わって来たのですが、暗いコメするのもどうかと思って(;^_^A アセアセ・・・

エロジジイは、応援を頂ける度に【エロさ】に磨きがかかるかと思います(ちょっ…v-10
2009-09-11 Fri 14:17 | URL | rum_bulion [ 編集]

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