空想【はみぱん】小説(o^-')b

ファンタジー(?)小説をゆっくりまったりアップして行く予定です(;^_^A

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Humming from Pandora’s box ~あるいは何かのプロローグ04~

「せや!ジン…金ラムは忘れたらあかんで!?」

 ベルが振り返り、【物悲しそうな顔で首をかしげ、蓄音機を覗き込む犬】のような姿で固まっている【金ラム】を指差す。

「えぇ!?…俺が担いでくのか?…これ相当重そうじゃんかぁ~・・・」

 ジンが仕方なく金ラムを担ぎあげた時、本物のラムが水面に向かい低いうなり声を上げた。

「うぅぅ~~~」

 見ると、大きな影が水面に近づき、水面を盛り上げている。

「またか…誰かまた何か落としたんか?」

「いえ…何か雰囲気が違いますね…やっぱり私、魚紳さんを…」

だから、誰やっちゅうねん!

(ザザザァァ~~~!)

「おぉ~~~いてけぇぇぇ~~~~…」

 地の底から響くような極低音が一行を包んだ。

「な…なんやて?…今、置いてけ言うたんか?」

「おぉ~いてぇけぇぇ~~!特に金製品を、おぃてけぇぇ~~~」

「あ…分かりました♪先程手に入れた金ラムさんを置いてけって事なんでしょうね?」

 メアリーがぽんっと掌を叩いて呟く。

「それで行って来いでチャラ…で、【トントン池】って事なんか?アホらし…一体なんなんや…ホンマ疲れるわぁ…」

 ベルはため息をつき、その場に座り込んでしまった。

「おいおい、こっちが依頼されたモンスターって事だろ?…だったらどうにかしないとじゃん?」

 そう言いながらジンは火玉(ファイアボール)を作り出すと、水面の影に投げつける。

(じゅうっ)

「ダメか…相手が水中じゃ、火玉くらいじゃ全然効かねぇ…」

「置いてゆかぬなら…貴様等まとめて引きずり込むぞぉ~~~」

 水面は一層盛り上がり、ジン達のいる場所目がけて水がなだれ込んだ。

ご主人様!…こっちへ!!

 メアリーの声に、ジンは一段高くなっているゴツゴツとした岩場へと駆け昇る。

「そんな所へ逃げてもぉ~~むぅだぁ~~だぁ~~~」

 水が一度引いたかと思うと、先程とは比べ物にならないくらいの勢いで水面が盛り上がってきた。

「早く!ここへ火玉(ファイア・ボール)を沢山撃って下さい!」

 メアリーが指差す場所には、金ラムが置いてあった。
 ジンには全く意味がわからなかったが、問いかけている暇もなく、金ラムを中心に魔力の続く限り火玉を撃ち続ける。

(バシュッ…バシュッ…バシュゥ!)

「何しとんのや!…もう水が来るで!?」

 上空からベルが叫ぶ。
 水の中の影は、今にもジン達へ覆いかぶさろうとしていた。

ご主人様!最後に地面へ炎掌(パームボム)ですぅ!
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テーマ:自作連載ファンタジー小説 - ジャンル:小説・文学

はみぱん | コメント:2 | トラックバック:0 |
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この記事のコメント

魚紳さんって誰?!
すっっっっっっごい気になるんですけど!(笑)
魚紳さんって、そんなに頼りになる存在なんですか、メアリーさん!
はうぁぅ、気になるッ…!

でも、こんな緊迫した状態でも、
突っ込みを忘れないベルちゃん、大好きです♪
2009-07-14 Tue 20:43 | URL | 筱 [ 編集]
もしも現れたのが泉の精などではなく、大イワナの類だったら…間違いなく、ジン達よりも頼りになった事でしょう(o^-')b

私はあまりこの手のパロネタを使う気はなかったのですが、どうも最近キャラ達が勝手にしゃべり始めちゃったりするので…( ┰_┰)
2009-07-14 Tue 23:01 | URL | rum_bulion [ 編集]

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