空想【はみぱん】小説(o^-')b

ファンタジー(?)小説をゆっくりまったりアップして行く予定です(;^_^A

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はみぱんTwo~052~

「っメアリー!そのまま動くなよ!?」

(じゅううぅ~~)

 ジンがポットの麦茶をメアリーの背中にかけ、火の方は消す事が出来た。

「ご主人様、ありがとうございます。どうりで暑すぎると思いましたぁ…てへっ♪

 メアリーは、自ら作った拳で頭を軽く小突きながら舌をペロッと出す。

「てへっ♪っちゃうやろ!…いくら幽霊だからって、背中に矢ぁ突き立てといて気付かんってどんだけやねん!
…ってか、ウララ言うたな?お前も後から入って来んなら矢文は必要ないやろが!しかも矢文に火を放つって、どんだけオモロぃ脳みそしとんねん!?ちょっと頭蓋骨開いてウチに見してみぃ!」

 ベルがウララに向かってハリセンを振りまわすが、それが当たる寸前にまるでテレポートの様なスピードであちらこちらへ瞬間移動し続け、ハリセンがヒットする事はなかった。

「はぁ…はぁ…なんでウチの周りは、まともにツッコミを受ける度胸のないヤツばっかりなんやぁ~」

 一向に当たらぬハリセン…肩で息をしながら、ベルはとうとう泣き出してしまった。

「しかしメアリー。矢が刺さってたって事は、透明化してなかったって事だろ?背中、大丈夫なのか?」

 テーブルの上の専用ソファーで泣き崩れるベルをよそに、ジンがメアリーを気遣う。

「あ、それはですね…さっきの戦闘で背中を擦りむいた時の傷がブラの金具に擦れて痛むので、冷蔵庫で見つけたかまぼこの板を背中に挟んでたんですよ…うふっ♪

 そう言って手を背中にまわして矢を引き抜くと、更に板状のものを取り出すメアリー…板にはまだかまぼこがしっかりと乗っていた。

「ちょっちょ…それ、まだかまぼ…もうええわ。突っ込む気力もないわ…」

 目を腫らし、疲れた表情でがっくりと肩を落とすベル。
 事務所の隅をふと見ると、ぴんと立たせたしっぽでスカートをめくり上げ、今にも飛び掛かろうと言う体制でかまぼこをロックオンしているラムが目に入った。

「あら、ラムさん。もしかしてこのかまぼこ、食べま…きゃっ!?」

(っばくぅっ!)

 メアリーのセリフが終わらないうちに、かまぼこの存在は一瞬にして消え去った。

(んもぐもぐもぐ…)

「ん~…ちょっとしょっぱい」

「ラぁム!そんなモン食べんなや!…ってかお前、さっき二人分の食事をぺろりと平らげて来たばかりやないか!お前の胃袋はどこまで底なしなんや!?」

 そこへ増田がうんざりと言った表情で、メアリーから矢文を受け取る。

「全く、いつまで続くんだ?そのコントは……今必要な物は『これ』じゃないのか?」

 矢からほどかれた文書は、幸いにも水にも炎にもやられていなかった。
 そうして増田が地図を開き、テーブルへ置くと、一同は一斉にそれを覗き込む。

「S高校か…昔、私の古い友人が通っていた全寮制の高校だな。いずれにせよルシータのナヴィ・システムには地点登録をしておくので、お前達は先に向かってくれて構わん…さあ、ルシータ!レッツ・スキャン!」

 増田のセリフに反応したルシータは、突如起き上がりテーブルまで歩いて来たかと思うと、増田から地図を受け取り両手で目の前に広げる。

「Reading now...30%...60%...90%...地点登録完了。目的地点までを高速道路優先で検索しますか?」

「ちょっちょちょお!?…ウチらディジェネの交通ルールは完全に把握しとるわけちゃうけど、ルシータは高速道路を走れんのか!?」

 増田とルシータとのやりとりの間に割って入るベルだが、それを無視するかのようにルシータから機械音が鳴る。

(ぽ~ん♪)

「検索が終了しました。走行には実際の交通標識を守って走行致します」

「もうええっちゅうねん!…まだ続けとったんかい、このオンボロイドがっ!」

(ッバシィィン!)


←カーナビとしてルシータが欲しいと思った方はクリック♪
ルシータ : 「ほ~っほっほ!次の角を右へお曲がりっ!」
●●●● : 「え?どこです?」
ルシータ : 「もう通り過ぎたわよ、このグズ!」
●●●● : 「そ、そんな…言うのが直前すぎ…」
ルシータ : 「おだまりっ!」(バシッ!)
…やっぱりいりません( ┰_┰) シクシク
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