空想【はみぱん】小説(o^-')b

ファンタジー(?)小説をゆっくりまったりアップして行く予定です(;^_^A

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はみぱんTwo ~031~

「いい加減にせんか、ディタ!今日この日に騒ぎを大きくするような真似をするでない!その者は早々に立ち去らせれば、それで良いではないか!」

 ブランシェの横でダークエルフにしても更に小柄で、少々ふくよかな腹をした男性がディタを叱りつける。

「あなたは黙ってなさい。それこそ、この晴れの日を邪魔するような輩には、どうなるかを知らしめておく必要があるでしょう?『あのような事は、二度とあってはならない』そう言っていたのは、あなたではないですか!」

 バリオン妃が王を抑える…するとバリオン王が小声で妃に耳打ちをする。

「確かにそうだが…しかし、お前もあれが誰なのか分かっておるのであろう?…迎え入れる事は出来なくとも、なにもあんな仕打ちを黙って見ているわけには…」

「何を仰っているのか分かりません。今宵はバリオン家の【唯一】の娘、ブランシェ15歳のお披露目の会です。それを邪魔される事が一番あってはならない事なのです」

 バリオン妃は、頑なにラムの存在を消し去ろうとしているようだった…その間にもディタの暴行が再開されている。
 ラムは全く手出しをせず、ほぼディタのサンドバック状態になっていた。

「お姫様の頃の勢いはどうした!?…だが俺も本来平和主義者だ、ククク!これで終わりにしといてヤルよっ!」

 それまでより大きく振りかぶったディタが、渾身の拳をラム目がけて繰り出す!

(パシッ!)

「お客様、何をなさっているのです?…我が《ダイアナ》店内で暴力沙汰は見逃すわけには参りません…たとえそれがダークエルフの名家《バリオン家》縁の方々であろうとも…」

「な!…なにをする!?…こぉの、タコが!!」

 ディタとラムの間に割って入り、ディタの拳を吸盤で吸いつけたまま彼と睨み合うナナ…ディタは拳を引こうとするが、彼女の吸盤にしっかりと吸いつけられている。

「くっ!…離せ!…我らを誰だと思っている!…ダークエルフ族を敵に回せば、こんな店…明日には廃墟になるぞ!」

「おぅ!そうしたいなら好きにするがいいさ!こちとらエドっ娘だぁ!そんなチンケな脅しにビビるとお思いかい!?
ただの喧嘩なら二人とも表に出てもらやぁそれで済むが、見てれば明らかに一方的な【いじめ】じゃないか!あたしゃあそういうのは黙って見てられない性質(たち)でねぇ!

 そう言い放ったナナがくるりと腕を回し、吸盤を離す…するとディタはもんどりうって後方へ転がり、壁へ激突する。

「痛っ!…くっそぅ…お前等、やっちまえ!」

 よろりと立ちあがりながらディタが号令をかけると、彼の部下達であろう…数人のダークエルフが近くの椅子などを手にナナへと襲いかかる!

(ガシッ!)

「ダークエルフ族ともあろうモンが…女相手に大勢で椅子を振りまわして…ちゃんちゃらおかしいわ!」

 振り下ろされた椅子が集まる中心で、左足であろう2本を残して立ち、5本の手足で複数の椅子を吸盤に吸いつけているナナ。
 そのまま身体を少し沈みこませたかと思うと、反動をつけて回転し全ての足を広げながら鞭のように周りのダークエルフを弾き飛ばす。
 しかしダークエルフ達も戦闘慣れしており、ナナの加減をした攻撃ではすぐさま反撃をしてくる。
 やがてタコ体質のナナには打撃が効かない事に気付いたディタが、剣を抜き部下へ呼びかける。

「どけ!…奴に打撃は効かない事くらい、すぐに判断できないのか!?」

 ディタの声に慌ててその場を離れる部下…刹那!振りかぶった彼の剣が下降し始める!

「ちょっと待たんかいっ!!」


←現れたのは一体誰なのか…次号、その正体が明らかに!?(「…ってか、もう分かってます」という方は…
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この記事のコメント

ナナの足が6本以下になってしまうかとヒヤヒヤしましたが、援軍が間に合ったようでホッとしました。(ナナは色々な意味で人事と思えないのですがw)

王妃は継母ではなくて実母、とのことですが・・・。世の中には我が子を色んな意味で捨てちゃう人も確かにいますが・・・。
王が父娘の情を捨て切れていない様子なのが、せめてもの救いでしょうか。

最後はきっとラムちゃんに救いを与えてあげてくださいね。(T_T
2009-11-05 Thu 20:41 | URL | 7C林檎 [ 編集]
>色々な意味で人事と思えないのですが…
ぇ?ななちゃは江戸っ子やったっけ?…ちなみに私はエロっ子ですo(*^▽^*)oあはっ♪
…そこじゃないですね^^;

ナナは、キャラを創る際「タコにすっか」と決めてから…
①「タコのはっちゃん」じゃつまらないよね…
②「タコなのにキュウちゃん」はどうだろう?
③理由付けとしては…「オスだから?」
④いやいや、下品すぎるし作中で表現できないだろ^^;
⑤「じゃ、1本減らしてみようか?」
⑥7本足のタコで「ナナちゃん」…名前的に女性だよね?
⑦その他「タコと言えば【はちまき】?…お寿司屋さんって設定はどうやろ?…とすれば、性格は江戸っ子?…ちゃきちゃきした娘…ええなぁ…^^;」
…って感じで生まれてくれました♪(*ノノ)キャ
7本足の理由は既にお話の中で登場してますよね?
端役の割には良い味が出せたかなぁ…と、自分では思っているのですが(;^_^A

さて、ラムですが…どうなっちゃうんでしょうね( ┰_┰)
>最後はきっとラムちゃんに救いを与えてあげてくださいね…
ラムにとっての【救い】とは、どのような状態になる事なのでしょう…この辺りのお話が、今回の最重要部分の一つになっているので、お話がブレないように、もう一度【いんとろだくしょん】を読み直して頑張ります(* ̄0 ̄*)ノ
2009-11-06 Fri 09:08 | URL | rum_bulion [ 編集]
ナナちゃんカッコいい!!タコなのにっ!!
ラムの危機に颯爽と登場するだなんて、素敵過ぎますよ~ッ!!
それにしてもDVひどいです……ッ。
あんだけ殴っておいて平和主義だとこの野郎ッ!!
平和主義という単語を国語辞書で調べてから使え!!
と、言ってしまいたくなりますね(´゚д゚)

何はともあれ、援軍も到着したようですし、
ラムの命の危機を脱した様で、良かったです(*´д`)
2009-11-06 Fri 22:27 | URL | 筱 [ 編集]
タコなのにカッコえぇですね~^^;
しかし、冷静に状況を考えると、タコに助けられる犬…これは何かの童話でしょうか?(;^_^A

ディタに関しては、怒り心頭ですよね~( '-' )( ,_, )( '-' )( ,_, ) うんうん
まぁ、嫌なヤツというか嫌われキャラとしては…成功なのでしょうか(*ノノ)キャ

ラムもとりあえずは窮地を脱したようで…
なんか【はみぱん】らしからぬ展開で申し訳ありませんが…もう少々お待ち下さい<(_ _)>
2009-11-07 Sat 08:31 | URL | rum_bulion [ 編集]

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