空想【はみぱん】小説(o^-')b

ファンタジー(?)小説をゆっくりまったりアップして行く予定です(;^_^A

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第683回「体はどこから洗いますか?」

ラム 「きゃう?・・・また変なトコへきちゃったよ?」

ベル 「なになに?今日は【体はどこから洗いますか?】やと。また、小説から脱線しとるんか…ま、ウチが風呂に入る時は
一度天井付近まで上昇して、一気にキリモミでドボン…やな。」

ネイ 「そういうことじゃないんじゃない?…因みに私はまず頭から洗って、コンディショナーを満遍なく髪にのばしたら、その間に左腕から体を洗う事が多いかしら?
コンディショナーの時間が少し長めになっちゃうけど、次の日も1日サラサラよ?…ほら♪

 ネイは自分の髪を一掴みジンの鼻先へ持って行き、悪戯っぽく玩ぶ。

ラム 「きゅ~ん!ジ…ジン、鼻血!鼻血!!」

 既にジンの意識はどこかに飛んでおり、一筋の鼻血を垂らしたまま呆然と立っている。

ベル 「ラム!そいつらのコトは、もうほっときぃ!!…てか、ラムはどこから洗うんや?」

ラム 「ん~~~、え~とね…頭から背中にかけてシャンプーを垂らして、じたばたしてると…いつの間にか全身泡だらけになってるよ?」

ベル 「そ…そか。ラムは全身毛皮…あ、いや…ええねん、聞いたウチが悪かったわ。」

ラム 「けど、しっぽは時間かけて洗う!…しっぽは大事!」

 ラムは不器用そうな指を1本、ベルに向けて立てながら力説している。

マリー「じゃ、次は私の番ですかね…まず、私が一番に洗うのは★★っ…もごっ!?」

 ベルが、ぶるんと羽を震わせ烈火のごとくマリーの口へ飛び込んだ。

ベル 「お前はいつもいつも!…この小説のジャンルを【アダルト】に変える気かぁっ!!」

 マリーの口から顔を覗かせながら、ベルがわめき散らす。

   ★   ★   ★

・・・それでは本編の続きをどうぞ(;^_^A
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Humming from Pandora’s box ~027

ぷはぁ~!いい湯だったなぁ。
 あの娘(こ)達も、賑やかやったけどええ娘やったし…
 まあ携帯のアドレスを聞かれたのんは、呆れたけどな…リドルじゃまだ携帯は使えへんっちゅうのに。」

 部屋に戻ったベルが、座布団の上でハンカチをバスタオル代わりに頭をかきむしるように拭いている。

「ふふ♪良かったですね。
 そうそう、今皆さんにお茶を淹れますの…でぇ熱っ!

 ポットから出したお湯の角度がメアリーの予想した位置と違い、熱湯が急須を持つ彼女の手を直撃する。

あ痛っ!

 思わず引いた手から急須が飛び、注ぎ口がメアリーの額に刺さり、顔中血まみれになる。

「どないしたら、そういう状況になるんや!?
 お前、絶対わざとやっとるやろ?」

 幾度となく繰り返されるメアリーのドジに、ベルは呆れ顔で聞いた。

「そんなぁ~、違いますよぉ。
 こんな事をわざとやる人なんていませんってば…あ、今クラっときました。
 ひ、貧血です…貧血。」

幽霊が貧血になるなや!

 ベルは、もう付き合ってられないとばかりに、TVのスイッチを入れる。
 するとTVの画面が点くと同時に、そのわきに置いてあった電話が鳴る。

「はい。…ええ…ええ…分かりました。」

 受話器を取ったジンが数回頷くと、再び受話器を置く。

「おい、みんな。メシが用意でき…」

きゃう~ん!ゴ・ハ・ン♪ゴ・ハ・ン♪

 ジンが言い終わらないうちに、ラムが騒ぎ出す。

「なんや、これからちょっとくつろごうかと思っとったのに…外もまだ明るいやんか。」

「なに言ってるのベル。ゴハンは食べるためにあるんだよ?」

 ラムがベルの前で器用に人差し指らしきものを【ビシィっ!!】と立てる。

「いや、意味分からんわ。
 しゃあない…じゃあ食堂へ行くとするか。」

 ベルの言葉に一同もつられて腰を上げ、廊下へと出て行った。

「え~と、食堂はどっちや?」

エレベーターを降りたベルが呟く。

「あ、こっちみたいですよ…うふ♪」

 メアリーが指差した先からは、かすかにカラオケの音楽が聞こえてくる。

「お~お~、こんな時間から酒飲んで歌なんか歌とおて…羨ましいこっちゃ。」

 そう言いながら宴会場の手前の部屋に入ろうとしたベルが、宴会場を羨ましそうに見つめる仲居を見つける。

「…まあ頑張りや。」

 ベルは仲居の方へぱたぱたと飛んで行くと、彼女の肩をぽんと叩き、食事の用意されている部屋へと入って行った。

「先程の方…ベルさんのお知り合いだったのですか?」

 自分達のテーブルを探し始めていたベルにメアリーが声を掛ける。

「あ?…あぁ。
 さっきフロで三人組が言ってたやろ…今のがイレーネや。
 まあ、面識は無いねんけどな?」

 そう言うと、ベルはジンの浴衣の胸元へと入り込んだ。

「そうだったのですか…」

 そう呟いたメアリーが振り向いた時には、仕事へ戻ったのか、彼女の姿はそこにはなかった。

「さ!食うでぇ!!
 おい、ジン。ウチにもたんと食わせてや!」

 ベルの姿は、こちらの世界ではあまりに目立ってしまうため、彼女はジンの胸元に隠れて食事をとるつもりらしい。

「きゃう~ん!ほっかほかのゴハン。
♪お肉にお魚…きゅ~ん、幸せぇぇ~♪

 真っ先に膳の前に飛びついたラムの後に続いて皆が腰掛けようとしたその時、窓の方に座っていた客達が騒ぎ始めた。

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Humming from Pandora’s box ~026

やめて! おにぃちゃんを殺さないでぇ!」

 シェリーの叫び声も空しく、やがてペドロは膝をつき、ゆっくりとその体を地面へと投げ出した。

いやぁ~~っ!おにぃちゃ~~~ん!

 男の手を振り払い、泣き叫びながらペドロへと駆け出すシェリー。
 意識を失っていたペドロはシェリーの膝の上で苦しそうに瞳を開いた。
 妖刀はペドロの手を離れ、地面に転がっている。

「シェ…シェリー。 怪我は無いか?…良かった。
 そうだ、この前新しい釣り場を見つけたんだ…そこには尺を越える岩魚がうようよいて…まだ誰にも荒らされていないポイントだ…また今度…天気の良い日に行こう…な?」

「うん…うん。
 約束だよ?おにぃちゃん。
 早く元気になって、釣りに行こう。」

 シェリーは溢れる涙を拭うこともせず、ペドロを抱きしめ、何度も頷く。

「そうだ…昨日貰ったこのお守り…シェリーが持っていてくれよ。
 俺にはもう必要ない…か…ら…」

 その言葉を最後に、ペドロは瞳を閉じて動かなくなってしまった。

「おにぃちゃん?…おにぃちゃんってば…
 おにぃちゃ~~~~~ん!!

 ペドロを力いっぱい抱きしめ、号泣するシェリー。
 やがてゆっくりと顔を上げると、冷たくなったペドロの手からネックレスを受け取り、右手に握り締める。
そうして憎しみの瞳を忍者達に向けた。

「…も、ころ…のに。」

 一度だけ視線をペドロへ移し、哀れむような微笑を浮かべるとシェリーはそっとペドロを寝かせ、ゆらりと立ち上がる。

「何も…殺すことなかったのにぃ!」

 忍者に向かって風を斬るような速さで駆け出すシェリー。

「はぅっ!?」

 虚を衝かれた忍者の腹にシェリーの拳が食い込んだ。
 それを見た他の忍者達が身構えるが、ネイの妹とあっては、怪我をさせるわけにも行かず、防戦一方になっている。

「当て身だ!当て身で眠らせろ!」

 離れた忍者の叫びに、二人目の忍者がシェリーの鳩尾目掛けて拳を繰り出すが、彼女はその拳に飛び乗ると、そのまま男の顔面に膝蹴りを入れる。

「ぐはぁっ!」

 次々に倒される忍者達…下級忍者とは言え、皆それなりの訓練に耐えてきた猛者達である。
 数分後には、全ての忍者が地面に這い蹲り、苦しそうにもがいていた。

「シェリー!?大丈夫なの?シェリー!?

 そこへ一つの影が現れる。
 呆然と立ち尽くすシェリーがその影を見つけると、堰を切ったように瞳から涙を溢れさせ、跳び付いた。

おねぇちゃ~ん!うわあぁぁ~~ん!!
 おにぃちゃんが…ペドロおにぃちゃんが…死んじゃっ…うっ…うぇ~~ん。」

(まさか【+2旋風】を盗んだのが、幼馴染のペドロだったとは…もしや昨日の話を家の外で聞いて…)

 妹をぎゅっと抱きしめ、血が滲むほど唇を噛み締めるネイ。
 暫くして、やっと落ち着いたシェリーから大体の話を聞いたネイは瞳を伏せ、肩を振るわせた。
 誰も責める事は出来ない…父親の敵を討とうとしたペドロ…盗まれた妖刀を取り戻す為に戦った忍者達…実の兄のように慕っていたペドロを目の前で殺されたシェリーが取った行動…自責の念だけがネイの心の中を取り巻いていた。
 そして唐突にシェリーが口を開く。

「おねぇちゃん…ボクに忍術を教えて。
 ボク、くノ一になる…おねぇちゃんみたいに強くなって・・・もう誰もボクの大切な人を死なせたりしない!

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Humming from Pandora’s box ~025

や、やめてぇ!おにぃちゃん!!
敵討ちなんて考えちゃだめぇ!その刀を捨てて!それは…その刀は…」

(クアォ~~!)

(バシュッ…バシュッ!)

 シェリーは跪いたまま地面に顔を伏せて叫び続けたが、その声がペドロの心に届く事はなく、ワイバーンの咆哮や妖刀の唸る音だけが耳に入ってくる。

(バシュゥ~…ドザッ。)

 顔を伏せて泣き叫んでいたシェリーだが、やがて周りが静かになった事に気付き、そっと顔を上げた。

「・・・終わったよ、シェリー…ワイバーンは全て切り刻んでやった…」

おにぃちゃん!

 ペドロの…焦燥しきった顔に僅かに浮かんだ笑顔を見たシェリーは、彼の無事を心から喜び駈け寄ろうとする。

来るな!シェリー!!

 ペドロの叫び声に、シェリーはビクリと立ち止まる。

「ど、どうしたの?おにぃちゃん…」

 ペドロの顔は歪み、歯を食いしばって何かに耐えているような表情で、静かに口を開く。

「に…逃げろ、シェリー。
 俺の体が…いや、刀が…
もう…もう敵討ちは終わったのに…刀が俺に訴えるんだ(もっと…もっと血を吸わせろ)って…
そこは既にこの刀の間合いに入っている。
早く!シェリー…逃げ…てくれ…も、もう…」

 自分の中の何かと戦うかのように、刀を振り上げようとする右手を、必死に左手で押さえつけているペドロ…その瞳には、実の妹のように可愛がっていた幼いシェリーが滲んでいる。
 しかし、やがて高々と上げられた妖刀は、獲物を狩る喜びに満ちたように、刀身に纏った風をぶるんと唸らせた。

「おにぃちゃん…まさか妖刀に…魅入られ…きゃあ!

(バシュッ!)

 風を斬る音に身を縮めたシェリー。
だが、彼女に衝撃が走ることは無く、恐る恐る顔を上げる。

「…お、おにぃちゃん!?」

 シェリーの瞳には、振り下ろそうとした妖刀にペドロの左腕が食い込んでいる光景が写った。

「ぐっ!
 俺の血なら、いくらでもくれてやる…全て吸い取ってもいい。
 だが、シェリーだけは…シェリーは俺の…」

「やめて…やめて!おにぃちゃ~~~ん!!

 狂ったように泣き叫ぶシェリー。

(シュッ!スタタタ・・・)

 突然、ペドロの顔が今まで以上に苦痛に歪んだ。
 見ると彼の背中には無数の手裏剣が刺さり、衣服を血で真っ赤に染めている。
 すると林の中から数人の忍者装束の男女が現れる。

「大丈夫か!?
…まだ人への被害は出していないようだな。」

 黒ずくめの忍者装束の男がシェリーを庇うように抱き、辺りを見回す。

「おじさん達は、リドルの…おねぇちゃんは?ネイおねぇちゃんを呼んで!
 ペドロおにぃちゃんを助けてぇ!」

 男に縋り付き、泣き叫ぶシェリー。

「ネイとは…まさか、あなたはネイ様の!?
ネイ様はまだ我々と合流しておりません。
合流する前に【+2旋風】が盗まれてしまい…合流地点に数人残して来ているので、やがてこちらへ向かうとは思いますが。」

 男は屈み込み、シェリーの顔を覗き込む。
 背後では他の忍者がペドロとの戦闘を始めていた。
 既に数人の忍者が倒れているが、ペドロもまた、手裏剣やくないを全身に浴びて、今にも崩れ落ちそうな状態だった。

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