空想【はみぱん】小説(o^-')b

ファンタジー(?)小説をゆっくりまったりアップして行く予定です(;^_^A

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 |

はぐれぐも

『ミーンミンミー…』

『ジジジ…ジ…ジーー』

 はぐれ雲が一瞬、強い日差しを遮ってくれたが、またすぐに容赦なく叩きつける日差し…対比して垂直に落とされた自らの影は、輪郭をよりはっきりとさせ、吸い込まれるように黒い。
 私は公園の広場部分から遊具コーナーへ向かい歩いていたが、丁度木陰になっているベンチを見つけて腰を掛ける。

「…よいしょ」

(コトリ…)

 着ていたシャツをめくり上げ、首筋の汗を拭きながら、木で出来た子供用の野球バットをベンチの脇へ立てかけた。
 先程まで私と野球をしていた息子【大地】は、既に私の存在を忘れたかのように夢中で滑り台を駆け登っている。

「この公園も、昔はもっと沢山の子供で溢れてたもんだがなぁ…」

 そう呟いて見まわした公園内には…大人も子供も含め、数えるほどしか人がいなかった。

「そいうや何回か…自分の親と間違えて、知らない大人に抱きついたりしたっけな…これだけ人が少なければ、そんなこともないだろうが…ははは」

 独り言ちながら、私は静かに目を閉じる。

   ・
   ・
   ・

「暑っ…」

 すこしずつずれて行った木陰が、既に私のものでなくなった頃…暑さで目を覚ました。
 どうやらいつの間にか転寝をしていたようだ。

「少し疲れたか?この暑さで寝られるなんて…全く、【大地】とちょっと遊んだだけで…もう歳かな」

 そこへ、私と同年代くらいの父親であろう男性が、私の座っていたベンチの横へ座る。

「今日も暑いですね~。子供達はへっちゃらみたいですけど…ははは」

「ですねぇ~。彼らは遊びに夢中になると、暑さも寒さも関係ないんでしょうね」

 私は(今どき気軽に話しかけてくる父親も珍しいな)と思いながらもそのまま世間話を続けた。

「こうやって我が子が遊んでいるのを眺めていると、まるで自分自身の過去を眺めている気になりませんか?なんだか遊びの好みまで自分の若い頃そっくりで…ははは」

「わかります。周りの景色は変わっても、この公園はずっとそのまま…なんだか、今が昭和なのか平成なのか分からなくなってきますね」

 私は話し好きな父親との世間話に心地よさを覚えていた。

「パパぁ!喉が渇いたぁ~~!!」

 そこへ【大地】が汗だくでこちらへ駆けて来る。

「そりゃあ、あれだけ夢中で遊べば喉も渇きますよね?…ははは」

 私もつられてほほ笑むと、【大地】にジュースを買ってやろうとポケットの小銭入れを探す。
 すると【大地】は、立ち上がった隣の男性に抱き付いた。
(ははは…俺の子供の頃と同じ間違いを…帰ってママに言ったら、大爆笑だろうな…)
 そう思い、小さくほほ笑んだ私は男性に謝ろうとしたが、男性は当然のように【大地】の頭をぐりぐりと撫でると、しゃがみ込んで【大地】に話しかける。

「よし!…【そら】。じゃあジュースでも飲みながら、そろそろ帰ろうか?」

「うんっ!」

(どういう事だ?…あれは確かに私の息子【大地】だ。それを何故あの男性が【そら】と呼び、どこかへ連れて行こうとするんだ?)

 突然、通りすがりのはぐれ雲が日差しを遮り、またすぐに太陽が顔をみせる…
私はベンチから立ち上がり、子供の名を呼んだ。

「【大地】!?」

 すると男性が足を止め、振り向く。

「どうした…親父。もう帰るぞ?」

(カラン…)

 ベンチの脇に立てかけてあった木製の杖が、音を立てて転がった・・・


 - ◆ - ◆ - ◆ - ◆ - ◆ - ◆ - ◆ - ◆ - ◆ - ◆ - ◆ -

[壁]*ノノ) キャ~ ハズカシー

いきなり照れてますが、【はみぱん】第2巻までもう少し時間がかかりそうなので、【ショートっぽいモノ】なぞを(無謀にも)書いてしまいました><

本日、ぶらっと公園へ行ったら…なんとなく浮かんできたストーリーなんですが、急造の【間に合わせ】のワリには、一応形にはなったのかな…と、勇気を出してアップしちゃいました^^;

メアリー 「そういうのは、勇気とは言いませんよ?…うふ♪

(;゜ロ゜)ハッ…スミマセン><

 批評、アドバイスなど…謹んでお受けいたします<(_ _)>
スポンサーサイト

テーマ:自作小説 - ジャンル:小説・文学

SSっぽいモノ | コメント:10 | トラックバック:0 |

はみぱん もくじ その他ストーリー

勘違いして書いちゃったショートストーリーです

 こちらは本編執筆中に新作が更新される事はないと思いますΣ(- -ノ)ノ エェ!?

はぐれぐも


前の画面へ戻る  ★  TOPへ戻る


テーマ:自作連載ファンタジー小説 - ジャンル:小説・文学

SSっぽいモノ | コメント:0 | トラックバック:0 |
| HOME |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。